ラッシュアワー3
公開初日にレイトショーでラッシュアワー3を見てきました。初日なのでほぼ満席の客席。さすがにジャッキーは観客の年齢層も幅広い感じでした。ジャッキー映画に甘い私ですが、期待が大きかった故に辛口で。
シリーズ3作目のジャッキー・チェンとクリス・タッカーのバディ・ムービーですが、映画のほうの見所は、なんといっても真田広之氏との初共演。そしてエッフェル塔でのバトル。アクションはシリーズ中では最も気合が入っていたように思いましたが、脚本が悪いような印象を受けました。
このシリーズのメインはアクションとコメディなのでしょうが、コメディ担当(?)のクリス・タッカーのアメリカン・ジョークが、マシンガンぶりを発揮しすぎ。タクシードライバーのジョージとの絡みは不覚にも笑ってしまいましたが、それ以外はイマイチ笑えない。その上に、そのアメリカ的コメディ部分がしつこいくらい長い・・・。それが災いしてドタバタなイメージが際立ってしまった感が。これでもう少し脚本が良ければいいのですが、ストーリーの展開も、ありふれてるというか、ひねりがないというか、広がりがないというか、手抜きというか・・・。
ありふれた展開でも、役者の演技で面白くもなると思うのですが、不要なコメディが必要以上に幅をきかせていて密度が高く、もっと必要であろう演技で魅せるシーンが無さ過ぎる。とくに真田さんについては、アクションだけでなく、演技面を魅せるシーンをもっと入れても良かったと思う。工藤夕貴さんについても、殺し屋としてのアクションシーンのみで、主要なアクションはスタントマンがやっていると分かるので、本人自体はほとんど出ていないのだと思う。そういった、真田さん演じるケンジの苦悩や、悪役側の背景、また、中国大使とその娘など主要脇役の真面目な演技的要素をあと20分くらい追加しても良かったのではないかと。真面目な演技派のシーンがあるから、コメディが引き立つのだと思う。最初から最後までコメディではうるさくなってしまうのです。100分に満たないこの作品は、テンポは良いのであっという間に終ってしまった感じがします。内容的にたいした展開もなく、「え?これで終わり?」と思う人もいると思います。20分間、演技で魅せるストーリーに深みを与えるシーンを付け加えても充分だれることなく見れると思うのですが。それで内容が深くなると思うのです。
とはいえ、やはり、エッフェル塔でのアクションはスケールが大きく、一見の価値ありだと思います。お笑い面でも、タクシードライバーのジョージは最高です。ある意味、彼がこの映画のチープさを救った感じがします。
まぁ、このシリーズがアメリカではかなり受け、ヒットして成功しているのですから、「あり」なのでしょうが、私はやっぱり香港で撮った作品のほうが比べ物にならないほど好きです。
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